ユウシの作文

それでも 私は 文章をかくんだっ 自分が生きるために!!

マンガが好きだ

元気がないならマンガを読もう。
疲れてるならマンガを読もう。
落ち込んでるならマンガを読もう。

マンガ、ラーメン、ロックンロール
それらは何も問題を解決してくれない。
だけどそれらは「解決しない問題を解決しないまま、それでもおれを今より元気にしてくれる」もの。
最高じゃないか。
解決する力があるとしたら、元気になった自分しかないだろ。

今日は、マンガだな。
深いヤツじゃない。スカッと面白いヤツだ。
バキとかカイジとかの一番面白かったあたりがいい気がする。

あ…HUNTERxHUNTER読みたいなぁ。(持ってない)

 

楽しい

僕は幼稚園で働いている。
今日は、発表会本番だった。

今年ほど、楽…というとあれかもしれないが
大変な思いをせずに本番を迎えた発表会は、就職以来、なかった。
だからといって保育の質はまったく落ちてない。

私立幼稚園の先生だって、働き方は変えられる。
経営者の工夫と発案と、それを支えてくれる方のおかげで。

今日の反省会、多くの先生から「楽しかった」「一ヶ月間楽しかった」「今日も楽しかった」の言葉が聞こえた。
片づけをしているとき、支援のパートの先生たちが「本当にステキでまたすぐ見たい」「毎日が本当に楽しい」と言ってくれた。
こんなに嬉しいことがあろうか?

反省会の始まりに僕が言った。

「日本人はすぐ反省会って言いたがる。
真面目なせいなのか、なにがいけなかったのか、を考えようとする。
保育であれば、『こういうところがよかった!』って、まず肯定的な話をするのに。年長さん同士だって、よかったところからまず話すのに。
あれがいけなかったあれはもっとああするべきだった、そんなことより、まず自分はいい保育をした、と自分をほめよう。お互いほめあおう。称えあおう。その上で『こうすればもっとよくなる』と考えるようにしよう。
反省会というより、そういう思いを共感する会をしよう」

これでいいのだ。

「楽しい」より大事なこと、ある?

さて、打ち上げの焼肉、いってこよー。

changes

毎日9時30分、幼稚園では、ジョン・レノン「imagine」が流れるのだけど、毎週水曜だけは違う曲が流れる。
特に意味はなくBGMとして。
子どもは聴いてなくていいし、何も伝わらなくてもかまわない。
ただ、環境として「世界にはいろんな楽しい音楽がある」ってことだけなんとなく用意できたらいい。

でも選曲担当のおれとしては、自己満足で意味を込める!

というわけで、ひとつ大きなイベントの前日の今日は
デヴィッド・ボウイでたぶん一番好きな曲
「changes」

おれ自身が
勇気と元気がモリモリと沸いてくるわけさ
この曲を聴くだけで
特に、勇気が
いつでも、どこでも、どんなときも、
おれはやる、諦めない、そういう勇気が、必ず、胸からこみ上げる、切ないような勇気!

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おまえたちが軽蔑する子どもたちは
世界を変えるさ
おまえたちの話に惑わされたりはしないんだ
自分たちが何をやっているのか
それをわかっているから
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和訳:おれ

 

 

心臓にとどくもの

祖父は今日も生きている。

かなしい さびしい 切ない

単純な形容詞ではあらわせないような、おれの今夜、おれの心。

 

祖父は知性の代表。

僕にとって祖父こそが知性的な人間だった。

 

90を超えても、読書を欠かさなかった。

祖父は第二次世界大戦を経験し、僕には想像できない痛みを味わいながら生き延びて、戦後リベラル…というか、いわゆる「アカ」になった。

でも、「千の風になって」を聴いて泣いていた。

「永遠の0」を読んで泣いていた。

亡くした友人を想って泣いていた。

戦場に散った友人。特攻に散った友人。僕の想像のつかない祖父の時代、祖父の青春。

 

SEALDsの本を読んでいて驚いた。

「こういう若者がいるということは大切なことだ」と言った。

しかし保守派の本も買って読んでいた。

「保守の本も読むんだね」と言ったら

「自分とは違う考えの人間の本を読まなければ意味がない」と答えた。

 

「いまどき、本?」なんて感覚を持っている人がいる。

祖父はパソコンは触れないしスマホも持ってないしインターネットも知らない。

だけど、SNSTwitterFacebook、「自分好みの意見ばかりが集まってくる」ような環境を持たなかった。

祖父が本を読む。それはインターネットやSNSでは得られぬ、知性の湧き出す泉をごくごくと飲んでいるようだった。

 

しかし祖父はユーモアを忘れない。

そして「和」を尊んだ。

誰かを下に見てバカにしたりはしなかった。

時に怒った。感情が迸るときもあった。

旅をしていた。世界中を回っていた。本だけの人ではなかった。歩いていた。

そして忘れない。母が倒れ、祖父と、50歳以上年下の僕と、ふたりで仕事をした一か月あまり。

優しい祖父だった。

そして遠い目をして言った。「人間ってのは、愚かなもんだ」

アイロニカルに。でも、祖父は人間を愛していた。おれは確信している。

 

たったここ数日で、祖父の認知症が、激しく、進んだようだ。

「祖父の、素の、祖父らしい祖父の姿に接せられるのは、あと短い時間しかないかもしれない」

父が言った。

ここ数日の、意味の分からない言動。まだらになる記憶と意識。

具体的な話はおれの胸を貫く。

融けないつららがいつまでも心臓に刺さっているように。

父も、誰かに話さなければ、心の均衡がとれないのかもしれないと、少し、思った。

 

おれには現実感がない。

祖父の認知症

青春を過ごした同期が死んだこと。

心不全で倒れ2日間意識が戻らなかった若い親戚が、さっき意識を取り戻したこと。

ぜんぶ現実感がない。

いま、遠いというほど遠くないどこかから

「ユウシ、生きろ、思いっきり生きろ」

とだけ声が聞こえる。幻聴のような形で、心臓に直接。

 

おれはおれの不幸を背負って生きている。

もちろんおれの幸せを。

おれひとりの、だれにも渡せないし渡しても持てない、おれのための特注された「一度きり」を。

おれの旅の終着点はどこだ。

知らんが、祖父の場所とは違う。

きっとおれはそこに一人で行く。

祖父も、きっと。

 

そこに至るまでの道の途中

突然終わるかもしれないし

認知症になるかもしれない

おれが思うのは、わからない未来より、今。ここだ。

 

今夜はやたらひとりだ。

ぶっ倒れそうなひとり。

 

いつかひとりで行く未来。

それまでに、やさしい人と

楽しいことを、愛を、快楽を

 

祖父よ、私はあなたの知性を継げなかった。

でも、あなたを愛している。

 

会いに行くよ。近いうちに。

会いたいときに、会いたい人に会う。

忙しさや、意地は、ぜんぜん、ポイッ、と、さ。

 

いつかわたしもひとりでいく。

その前に。

過去、交差

時は過ぎ、すべては変化していく。

20年前は、毎日のように会っていた仲間たちも、それぞれ、それぞれの道に。

38歳の若さで、大学のときの仲間が死んだ。
心筋梗塞だった。

今日は、その弔問に行ってきた。

20年前、毎日のように会っていた仲間たちがたくさん集まった。
別れて進むそれぞれの道が、今日、ほんの短い時間だけど、交差した。

もちろん、集めたのは、あいつだ

集まれば、愉快な気持ちになる。
懐かしい顔に、みな表情が綻ぶ。

いいのだろうか。と最初思っていた。
弔問。そのついでに、子どもたちと旅をして、楽しむこと。
遊びまくること。
仲間との再開が楽しみなこと。

いいのだろうか、と思った。
おれは。楽しんで。楽しんでいいのか?
あいつは、死んじまったのに。

でも、いいさ、と思う。
楽しいことをした仲間だ。
楽しかったからつながったのだ。
楽しかった。あいつもいつもそう言っていたそうだ。

楽しむぜ、おれは。
おまえが集めたのに、おまえがいなくて、それだけが残念だよ。
でも、きっと、そのへんで見てるんだろう?

過去は過去だ。
もう過ぎたものだ。

でもときにふと思う。
あの過去はまだ生きてるんじゃないかって。
今のおれともまた違う世界で、もうおれの手も届かないところで
あのころのおれは
あのころのおまえと
あのころのあの時間を
今も過ごしてるんじゃないだろうかって。

ずっとそこで遊べ。
過去のおれ、過去のおまえ。

で、この肉体、このおれには、やはり今しかない。
今、楽しむ。

楽しもう。今日も。明日も。

おやすみ。

 

どうでもよくない今日

 

「理屈で考えている」のと

「意地を張っている」のは

遠いようで、近い。

意地…つまり感情から離れた理屈なんて、およそ動物らしくない。

 

こうしたほうがいい。こうはしちゃいけない。

考える。計算する。

答えが出る。

「そうしたほうがいい」と。

 

昨日になっちまったけど、10月4日は、ジャニス・ジョプリンの命日だ。

いつか彼女の映画を見た。

本当にすごい人だった。すごい歌だった。

彼女は言った

「あなたは、あなたの妥協したものになる」

 

なあ、わかるよ。

ジャニス、あんたのいうことは。

自由になりたくても、どこまでも空は高くて、

どこまでもは飛べやしない。

あんたも飛べなかった、でも、あんたの高さまでも、飛ぶことなんて、できそうにない。

 

でもさ、あんた死んじまったじゃないか。

たった27歳で。

ヘロインだったっけ。枕元にマルボロを一箱残してさ。

 

おれは、生きていたいんだ。

自由の空、そんなに高くは飛べなくても。

 

おれが、考える。

頭で考える。

いろんな理屈を考える。

すればするほど、まるで、地下への階段を下りるような気分だよ。

 

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♪考えたのは 頭の中で

決めたのは 胸の奥で♪

ザ・クロマニヨンズ「ヘッドバンガー」

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なあ、「おれ」はどうしたいんだ?

それを考えてるのか?

答えは、わかってる。

なのに、考えてる。

まるで、胸の奥にある火を、消すために。

 

やりたいことをやっているたくさんの子どもたちを、毎日見ている。

そして今日、「どうでもよくない今日」を過ごした子どもたちを見たんだ。

 

たとえばきみは。

わりと、どうでもいい今日を過ごしたかい?

おれは、どうかな、最近、毎日さ。

 

おれは。

今日。

どうでもいい今日を、過ごしたくない、そんな気分なんだ。

どうでもよくない今日を、今、過ごしたいんだ。

 

飛べねーかなぁ。

 

とりあえず、タバコでも一本、吸おう。

 

 

人にやさしく

ハッキリわかる、おれは今イライラしてる。

でもさ。
これはとても大事なことだと思う。

明らかな理由があってイライラしてるのか

イライラしてて…
その理由をとにかく何か定めようとしてるのか

どっちなんだってこと。

後者のときは気をつけなきゃ、と思う。
たぶん自分がとても嫌なヤツになってる気がするから。

どんなものでも人でも事柄でも
そんなときの理由にされるなんて
そんな理不尽な不幸ないぜ。

おれはイライラしてる。
これはなぜだ。

わかんねえときは
せめて決めつけないで
そうだな、寝よう。
あー、やさしい人間になりたいじゃねーかよ。